OUマルチリンガルプラザ「コーパスと言語教育・言語学習」②

1  実際にコーパスを動かしてみる

前回のコラム(「コーパスと言語教育・言語学習①」では、言語教育や言語学習に活用できるツールである「コーパス」について概説しました。今回は、前回のコラムの4節にて紹介した4つのコーパス全てに実際に触れ、いくつかの言語事例について取り上げたりなどもしながら、調べてみたいと思います。

以下では、3つのスライドと動画を使って、各コーパスについての簡単な講義およびどのような使い方をするか、ということについて解説を行いました。ご覧いただくにあたり、前回コラムにて紹介した順番に並べておりますが、ご関心のある動画からご視聴いただければ幸いです。

 

2 British National Corpus (イギリス英語コーパス) についての解説

いくつかの事例を取り上げ、英語コーパスの一つであるBritish National Corpusを使って調べてみました。

 

3 Tatoeba Corpus (パラレル対訳コーパス)・JFELL corpus (学習者コーパス) についての解説

対訳コーパス・学習者コーパスについて、その紹介を行い、使い方などについて解説を行いました。(1本の動画で2つのコーパスを扱っています)

 

4 Kotonoha Corpus (日本語コーパス) についての解説

いくつかの事例を取り上げ、日本語コーパスの一つである少納言コーパスを使って調べてみました。

 

5 おわりに

本コラムを最後までご覧いただき、ありがとうございます。コーパスは、そのデータに振り回されすぎるのも良くありませんが、うまく使えば言語学習・教育・研究に対してとても有用なツールとして貢献してくれます。日々新しいデータは構築されていますし、コーパスは今後も言語の様々なすがたを映し出すものとして進化し続けると予想されます。このページを見てくださっている方は、「ことば」に関する関心が高い方も多いのではないかと思いますが、皆様がほんの僅かでもコーパスそのものやそれを活用した言語学習・言語教育に関心を持っていただけるならば、これ以上ない喜びです。

(福本広光)